"ScanSnapってどうやって使うんだろう"
こんな疑問を抱えている人向けの記事です。
これを読めば、僕が普段行っているScanSnapの活用方法がわかります。9枚の写真を使って紹介しています。
この方法で綺麗にPDF化して、タブレットで大量の本を持ち歩くことに成功しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ScanSnap ix1500の特徴
僕が使用しているスキャナーはFUJITSUの ScanSnap ix1500 です。
まず初めに、ScanSnap ix1500の特徴を紹介します。
4.3インチのタッチパネルが搭載されている
本体前面に、4.3インチのタッチパネルが搭載されています。
タッチパネルで確認しながら、スキャンの設定を変更できるので、初心者でも簡単です。
タッチパネル操作のみで使えるので、PCやスマホがなくてもスキャンできます。
ScanSnap Homeで一元管理が可能
スキャンしたデータは「ScanSnap Home」という専用ソフトウェアで一元管理できます。
スキャンしたデータの、閲覧・編集・管理・検索・外部アプリへの転送などが可能です。
OCR処理もここで行います。OCRの方法については本記事のあとで解説します。
PDFファイルのタイトルを自動で生成してくれる
スキャンした書類に書かれている日付や文言から、自動的にファイル名を生成してくれます。
「20200101_〇〇〇〇」
といったように、"年月日→タイトル" の順で自動生成されます。
ファイル名をつけるのは面倒なので、かなり便利な機能です。
しかも日付が入るからソートも楽です。
高速起動であり5GhzWi-Fiに対応している
給紙カバーを開ければ、もう電源が入っています。一瞬です。
Wi-Fiは2.4Ghzだけでなく、5Ghzも使用可能なので、データの転送も早いです。
縦筋軽減とクリーニングアラームの機能が付いている
しばらく使っていると、汚れがついてスキャン時に縦筋が入ることがあります。
この縦筋を軽減する機能がついています。
クリーニングが必要な時も教えてくれます。
クリーニングと言っても、レンズやローラーを拭き取るだけです。
ScanSnap ix1500の使用方法
ScanSnap ix1500です。僕は白にしました。
カバーを開けると電源が入ります。
タッチパネルがつくのですぐわかります。待ち時間なく、ストレスフリーです。
タッチパネルの設定は、一番右の「書類を保存」タグでOKです。
デフォルトでは
カラー:AUTO
印刷面:片面
精度:AUTO
になっているため、変更します。
カラーは「自動」ではなく「カラー」を選択しましょう。
自動にすると、白黒と認識された場合に、色調が変わって違和感がすごいです。
読み取りは原稿に合わせて設定して下さい。
本は基本的に両面印刷なので、自炊する場合は「両面」の一択ですね。
ちなみに、白紙と認識されたページはスキャン時に自動的に省かれるので、片面の書類を両面でスキャンしても、同じ結果になります。
画質設定はお好みで選択して下さい。
高画質にすればするほど、スキャンする速度が遅くなります。
僕は面倒なので自動のままにしています。おそらくノーマルでスキャンされていますが、読むのには全く問題ありません。
3つの設定が終わったら、用紙をセットして「Scan」を押すだけです。
実際にセットするとこんな感じ。
50枚くらいしか入らないので、なくなる前に上手く次を入れましょう。
設定をもう一回まとめておきますね。
ここまででスキャンは完了です。
給紙のやり方は、何回かやれば慣れます。
2,3の失敗は諦めてやり直しましょう。
ScanSnap Home を使ってOCR処理
OCRってなに?
初めにOCRについて簡単に説明しますね。
OCRとは、「Optical Character Recognition」の略で、日本語だと「光学文字認識」です。
簡単に言うと、スキャンした本を文字検索するようにすることです。
文字検索できるかどうかで、使い勝手がかなり変わるので、必ずOCR処理をしましょう。
詳しく知りたい人は、FUJISTUのサイトを参照して下さい。
OCRに必要なソフトをダウンロードする
まずはこちらからドライバをダウンロードしましょう。
ダウンロードするのは「ABBYY FineReader for ScanSnap™」です。
これがOCRに必要なソフトです。
OCRソフトは様々な種類がありますが、僕はこれで十分満足できます。
ScanSnap Home 上でOCR処理はワンクリックで可能
ScanSnap Homeで、対象となる文書を選択します。
"右クリック → 検索可能なコンテンツに変換"
これだけでOCR処理ができます。
右側の基本情報欄の「検索可能なPDF」が ”はい” になれば処理完了です。
簡単ですよね。
これでスキャンとOCR処理は終了です。
もう本の自炊は完了ですね。タブレットに入れて持ち歩けば、いつでもどこでも本を読むことができます。
しかも検索機能付きです。紙と違って、書いてある部分を探す必要がないので便利です。
ScanSnapの使い方がわからない人は、ぜひ参考にして下さいね。